北陸数論セミナー

このセミナーは、北陸地方の数論研究者を中心に月2回程度の割合で開催されています。場所は交通の便を考え、主に金沢市中心部で行っています。発表内容は、オリジナルな結果・論文の紹介・問題提起等数論に関係あることなら何でもありの気楽なセミナーを目指しています。講演を御希望の方は

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セミナーの予定

第281回 (2026年11月5日(木),18:15~ITビジネスプラザ武蔵研修室2)
講演
森下昌紀 氏(九州大学)
講演題目
レダイ拡大の一般化と多重記号の相互律
概要
整数論における多重記号の研究は1939年のレダイのトリプル記号 の研究に始まる。平方剰余記号と2次体の種の理論の拡張を目的として、 レダイは2つの素数 $p_1, p_2$ が分岐するある8次2面体拡大 $R(p_1,p_2)$ における 素数 $p_3$ の分解を記述する記号としてトリプル記号 $[p_1,p_2,p_3]$ を導入した。 その後、古田孝臣氏らの研究を経て、1990年代後半に、結び目と素数の類似 の視点から、トリプル記号はミルナーのトリプルまつわり数の数論的な類似 であるという解釈が与えられ(平方剰余記号はガウスのまつわり数の類似)、 この主題に新しい展開がもたらされた。 絡み目のトポロジーとの類似の研究が進展する中で、数論的に重要と考えられる 2つの基本的な問題が残された。すなわち、
  • レダイの8次2面体拡大 $R(p_1,p_2)$ のより高次の体 $R(p_1,...,p_r)$ への拡張
  • 多重記号 $[p_1,...,p_{r+1}]$ の相互律(巡回対称性)
の問題である。最近、これらの問題を解決できたので、その報告をしたい。 これは Dohyeong Kim氏との共同研究である。

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